今年で第64回目の開催となる佐倉市民花火大会。
今回は、毎年打ち上げの会場として使われていた佐倉ふるさと広場の工事の関係で、市内10か所から同時に花火が打ち上げられる分散型スタイルで、地域の夜空を彩る予定です。
それぞれのまちで空を見上げながら楽しめる新しい形の花火大会となります。
佐倉の夜空を彩り続けて64年

佐倉の花火大会のはじまりは、昭和31年の樋之口橋納涼花火大会です。
当時は夏の風物詩として、地元商店街や市民が協力して始まった小さな催しで、その後印旛沼花火大会、印旛沼国際花火大会と名前を変えて、昭和44年には関東で初めて二尺玉を打ち上げたことでも話題になりました。
一時は中断を余儀なくされた時期もありましたが、平成19年に佐倉市民花火大会として復活し、今では“ちば文化資産”にも選ばれる佐倉の秋の名物行事となりました。
2025年佐倉市花火大会開催詳細
開催日時 | 2025年10月25日(土曜日) 19時~19時20分(約20分間) |
打ち上げ数 | 約5500発予定 |
打ち上げ場所 | 佐倉市内各所 小竹、萩山新田、下勝田など |
荒天時 | 中止 ※小雨決行 |
お問い合わせ | 佐倉市民花火大会実行委員会(佐倉市観光協会) TEL:043-486-6000 |
公式サイト | https://www.city.sakura.lg.jp/soshiki/sakuranomiryoku/event_kanko/20430.html?utm_source=chatgpt.com |
今年は人が集まる場所を設けず、それぞれの地域から空を見上げてほしい、という思いが込められています。
自宅の窓辺や公園のベンチ、近くの田んぼ道などそれぞれの場所から同じ夜空を見上げる時間が、きっと心をつなぎます。
新しいスタイルの花火大会

新型コロナ以降、イベントの形は少しずつ変わってきました。
佐倉市民花火大会もその流れを受けて、2025年は“地域参加型”として再スタート。
- 自宅や近隣から鑑賞できる「まちごとの夜空」
- 密を避けながら、地域の絆を感じられる時間
- 打ち上げ音で秋を感じる、新しい花火の楽しみ方
花火を見上げる人の数だけ、物語が生まれる。
そんな温かさが、この分散型の大会には込められています。
佐倉の花火は、ただの夏のイベントではなく、「まちの誇り」として世代を越えて受け継がれてきました。
昭和、平成、令和と時代が変わっても、夜空を照らす光はいつも佐倉の人たちの笑顔とともにあります。
2025年の花火もまた、そんな“佐倉らしさ”を感じられる時間になるでしょう。
まとめ
いつもの場所で、いつもの人たちと。
今年はそんな日常の中の花火がテーマの佐倉市市民花火大会。
遠くに出かけなくても夜空を見上げれば色とりどりの美しい花火が咲き誇り、佐倉の夜の空に広がります。
ご家族みんなで是非、眺めてみてはいかがでしょうか?